倉敷市の中心部に位置する倉敷美観地区は、古くからの歴史があり、現在でも伝統的で趣ある街並みが楽しめるため、国内だけではなく海外の方も多く足を運ばれております。

倉敷美観地区の歴史

美観地区は江戸時代に江戸幕府の直轄地(天領)に定められた際、倉敷代官所が当地区に設けられました。以来、備中国南部の物資の集散地として発展したと言われております。当時の倉敷川は潮の干潮を利用して多くの船が航行していたことから、川沿いには、白壁・なまこ壁の屋敷や蔵などを中心とする街並みが形成されていきました。

その後、1969年に倉敷市の美観地区景観条例に基づき美観地区に定められ、さらに1979年には倉敷川周辺のエリアは倉敷川畔伝統的建造物群保存地区の名称で、国から重要伝統的建造物群保存地区として選定を受けました。

また、1930年に建てられた日本最初の西洋美術館大原美術館や1888年に代官所跡地に建てられた旧倉敷紡績工場の建物を改修・再利用された倉敷アイビースクエアなども美観地区を代表する歴史ある建築物もあります。

現在は、このような歴史ある建築物をリノベーションしたお食事処やカフェ・お土産屋さんなどが軒を連ね、観光がてらのお散歩コースにもピッタリな場所です。倉敷美観地区では、人力車に乗りながら観光案内をしてもらえるガイドツアーもあるので、気軽に美観地区を散策できる嬉しいサービスもあります。旅行本やネットでの情報だけではく、美観地区で働いているからこそわかる、倉敷の特徴や様々な魅力を聞いてみるのもいいかもしれません・・・☆

また美観地区では、結婚式や成人式の前撮りや、「るろうに剣心」「天皇の料理番」など数々の映画やドラマの撮影やなどでも使われておりますので、運が良ければ撮影風景なども見ることができるかも!?

美観地区オススメスポット

倉敷には倉敷発のブランドが続々誕生しており、「倉敷デニム」や「マスキングテープ」、「倉敷帆布」や「倉敷ガラス」などがあります。美観地区では倉敷発のブランド商品を取り扱うお店もあり、多くの人々で賑わっています。

本日は美観地区内のオススメのお店をご紹介します♪

~ グルメ編 ~

●町家喫茶三宅商店

三宅商店特性の三宅カレーが人気で、季節によってカレーの具材も変わるそうです。ほかにも季節の果物を使ったパフェや自家製ジャム・焼き菓子も人気だそうです。

●金賞コロッケ倉敷店

『全国コロッケコンクール』で金賞を受賞された人気のコロッケ店で、散策途中の小腹が空いた時にもピッタリ☆

●有鄰庵

岡山県産の食材にこだわった有鄰庵の看板メニューの『たまごかけごはん』や猪肉のしゃぶしゃぶ丼ランチが人気で、いつも多くの賑わいをみせているお店。

また、有鄰庵の『しあわせプリン』は「食べてから2週間後に倉敷や有鄰庵での楽しかった記憶を思い出すと、幸せなことが起こる」というエピソードが、SNSを中心に話題にもなったほど。見た目も可愛いのでお土産にもピッタリです!

●くらしき桃子 倉敷本店

旬のフルーツを使った贅沢なパフェが大人気で常時6種類以上から選べるフルーツ専門店ならではの品揃え。1番人気の桃パフェは6月中旬~9月上旬頃まで楽しめるそうです。

●廣榮堂倉敷雄鶏店

明治時代の町屋を子民家再生手法により店舗として利用しており、店内は岡山出身のアーティストの山口敏郎氏の作品を展示したアートな空間を楽しめる雰囲気になっており、その場できびだんごや焼きたての調布を食べることができます。

~ お土産編 ~

●橘香堂美観地区店

倉敷のお土産といえば、倉敷名物『むらすゞめ』。おみやげにも大変喜ばれる一品です。ここでは手作り体験のできる工房もあるので、ぜひ一度体験してみてください。

●GOHOBI倉敷美観地区店

岡山の美味しいフルーツを気軽に味わえるフルーツコラーゲンゼリーが有名です。お土産にはもちろん、自分へのご褒美としてぜひ一度ご賞味ください☆

●SNOOPY Chocolat(スヌーピーショコラ)倉敷店

倉敷ならではの、デニム色を中心とした色遣いのお洒落なお店。可愛らしいたくさんのスヌーピーがお出迎えしてくれます。スヌーピー好きにはたまらないですね・・♡

~ 観光編 ~

●倉敷の猫犬屋敷/フクロウとヒョウ猫乃森

世界初のベンガルキャット専門の猫カフェで、ベンガルキャットやフクロウ・リスがお出迎えしてくれます☆

実際に触れ合うことが出来る、動物好きにはたまらない癒しの空間。

中には、ひっそりとお昼寝中の猫ちゃんも・・・

この気の抜けた寝顔が可愛くて、美観地区散策の疲れも飛んでいきそうです(笑)

フクロウも触れることはできます!なかなかできない貴重な体験です。

中にはハリーポッターに出てきそうな大きなフクロウも・・・!!

私はちょっと怖くて触れることができませんでしたが(笑)

興味がある方はぜひ行ってみてください♪

●大原美術館

近現代美術を中心としたコレクションが展示されている倉敷市の美術館で、他にもエジプト古代美術、西洋現代美術なども展示されております。倉敷美観地区を訪れた際には、必ず立ち寄りたい観光スポットのひとつです。

●倉敷民藝館

東京の日本民藝館についで2番目に開館した歴史のある倉敷民藝館は、陶磁器や染織、ガラス器・漆器・竹細工など様々な民芸品が展示されております。

●倉敷アイビースクエア

紡績工場を再開発し、複合文化施設として再生された倉敷アイビースクエア。つたのからまった赤いレンガが目をひく建物内にはホテルや陶芸体験ができる工房などがあります。

●倉敷デニムストリート

『デニムソフト』や『デニムまん』など、デニムをモチーフとした軽食の販売や、デニム製品・デニム製の小物雑貨などもとりそろえられております。

コンクリートブロックまでデニム風になっており、オシャレなストリートで、インスタ映えも狙えるかも☆

ぜひお洒落な写真を撮ってみてください!

●桃太郎のからくり博物館

岡山といえば桃太郎伝説!目の錯覚を利用したからくりや鬼が飛び出すスリルいっぱいの洞窟探検「鬼ヶ島」などの体験型アトラクションなどもあるそうです。

●阿知神社

美観地区の一角にある鶴形山の山頂にある倉敷の鎮守。航海の安全を司る宗像三女神を主祭神としてお祀りしている歴史ある神社です。

境内には日本一古い蓬莱様式の磐坐(いわくら)や曙藤としては日本一の古木といわれる県指定天然記念物「阿知の藤」等があるそうです。

他にも魅力的なお店や建物がたくさんあります☆

倉敷駅周辺から美観地区にかけて多くの宿泊施設などもあり、県外の方でも気軽に観光も楽しむことができます。

また、美観地区以外にも、倉敷市には「三井アウトレットパーク倉敷」や「イオン倉敷店」などお買い物も楽しめる施設もあります。

たくさんの魅力が詰まった美観地区、ぜひ一度行ってみてください♪