高島・竜之口エリアは岡山市中区にある地区で、旭川の東・北側にある龍ノ口山と南側の操山・笠井山に挟まれた広大な平野の一部。地区の西側には旭川が流れ、近年ではまれにサプライズの花火が楽しめたり、春には花見客でにぎわいをみせています。
今回は高島・竜之口学区の中でも厳選してご紹介したいと思います。
◎冷泉の町『雄町(おまち)』
岡山市中区雄町には【おまちアクアガーデン】という広場があります。
環境省が選定した名水百選のひとつで、カルシウムやマグネシウム等が多く含まれ、岡山藩の池田家の御用水として使われていたそうです。現在は、駐車場もあるため、ポリタンクを持参して観光客や地元の方々が名水を求めて訪れられております。お水は無料で給水できますが、飲用には煮沸消毒が必要です!ちょっとした広場もあるのでお子様連れで水遊びをしに来られている方もいらっしゃいました♪
◎備前国の中心地!?国府市場(こくふいちば)
国府市場はのどかな農地と住宅地が入り交じった地域ですが、備前国の国府(古代の旧国を管轄する役所)は、旧上道郡高島村(現岡山市)国府市場を中心にした地域であったと考えられているそうです。現代においても、国庁宮という小社が祭られており、付近には「北国長」・「国長」・「南国長」などの地名が残っていることからこの地を中心にして国府の核をなす国庁が所在していたと推定されております。また周辺には、賞田廃寺や幡多廃寺などの古代寺院跡や国府関連施設の総社宮などもあり、この地一帯は古代の備前国では最も栄えたところであると推定されます。
国府市場やその周辺には多くの歴史的建造物またその跡地などがあり、古代の歴史に触れられる良い機会です☆
そして、しっかり歴史に触れたあとは、夜ご飯にピッタリなご飯屋さんをご紹介します♪
マグロ料理を中心にいただくことができるお店【まぐろと旬菜kurohune~クロフネ~】さん!
毎週豊洲から生本マグロを入荷し、本マグロの希少部位を取り扱った、岡山では唯一のお店だそうで、マグロ好きにはたまらないお店となっております。テイクアウトもあるそうで、自宅にいながらでも美味しいマグロが楽しめるので贅沢なおうち時間が過ごせそうです・・・♪頑張った自分へのご褒美やお祝い事、お土産としても大変喜ばれるともいますので是非とも一度足をお運びください☆
◎かつては関白専用の隠し湯があった『湯迫(ゆば)』
湯迫といえば湯迫温泉。湯迫には浄土寺という天台宗の寺院があります。この寺の境内の中に泉があり、かつてはそこが温泉だったことから湯迫という地名になったという由来があるそうです。現在は温泉は枯れ、普通の泉になっているそうですが、温泉が枯れた跡のまま残されている地名は他にもあるようで、岡山県内では真庭市の蒜山湯船や、里庄町の池の名前にも湯の池のいう名称があるそうです。
湯迫の場合は牛が落ちて死んだ為に温泉が枯れたという言い伝えがあるそうですが、里庄町の湯の池は、鬼が傷を癒やすのに使っていた温泉だったため吉備津彦が封じてしまったという言い伝えがあるそうです。
現在も高台にある一軒宿【白雲閣】があります。効能は神経痛やリュウマチ、婦人病。宿泊はもちろん、日帰りでも楽しめるため気軽に楽しめる温泉宿です。
◎歴史深い町『祇園(ぎおん)』
祇園と聞くとイメージするのは京都という方も少なくないと思いますが、祇園がつく地名は日本各地に存在し、その中の一カ所が岡山に存在します。これらの地名は祇園信仰のスサノオを祭神とする神社に由来するそうで、この地域にも素戔嗚神社という神社があり、京都八坂神社から御分霊を奉祭し、別名〔お祇園さま〕とも言われているみたいです。
素戔嗚神社には、地下から汲み上げてご神前に御供えしている神聖な御水の水汲み場があり、疫病退散厄除けの御神水として、持ち帰ることもできます。
そして、忘れてはならないのが龍ノ口山にある『竜之口八幡宮』は、受験の神様・学問の神様としても有名で山頂近くに鎮座されています。山の一角には森林公園『龍ノ口グリーンシャワーの森』が整備されており、受験祈願だけでなく、ハイキングコースとしても人気のスポットです。
このあたり一体の祇園は岡山市中区と岡山市北区祇園の二つに分かれて隣り合って位置しております。
もともと一つだった祇園が中区と北区に分かれてしまったのか・・・
それは、岡山市が政令指定都市となって行政区が四つに分かれた際にちょうど境目にあった祇園が二つに分かれてしまったみたいです。
このような地域は他にもあって、岡山市南区と岡山市北区に位置する西市も同じ理由で二つあるみたいですね。
◎難読地名!!『四御神(しのごぜ)』
四御神といえば岡山市中区の地名の中でも難読な地名としてもあげられます。
この地名は四御神に鎮座する大神神社に関係しているそうです。
大神神社とは奈良県の同名の神社を分霊した神社で、大神神社の祭神である三座に加え、五穀豊穣や子孫繁栄の御利益で知られる三穂津姫を加えて祀った事から大神神社四座となりました。
創建年については不明だそうですが、平安時代の延喜式には既に名前が掲載されていたため、1000年以上の歴史がある神社だと考えられているそうです。
氏子地域は四御神とその周辺の地域にまで及ぶそうです。
四御神に隣接した土田にある『頭高山』には展望台があり、岡山市内の景色を眺めることができます。
駐車場から歩いて山頂まで10分足らずで登ることができるため、比較的登りやすいと思いますので、こちらも併せて足を運んでみてください☆
◎蛍のスポットあり♪『今在家(いまざいけ)』
今在というと人のお屋敷でもあったのかな?と連想されるますが、今在家とは新しくできた集落や村を意味する言葉で、岡山県以外にもあちらこちらで見られる地名だそうです。
岡山市中区今在家は非常に長い歴史があるそうですが、実際のところいつ頃い成立した地域なのかははっきりわかってないそうです。
そんな歴史ある今在家には蛍の名所としても有名です☆
見ごろは5月下旬~6月。地域の方々の保護活動によって、岡山市より【身近な生きものの里】としても認定されています。
旭川沿いには、柳の木が連なり、とてもきれいな景色になっており、春には桜も楽しめます♪
桜や蛍などをお目当てに散策も良いですが、ここに来たなら是非とも立ち寄りたいお店☆
●ふわふわで無限に食べられそうなくらい美味しいパン屋さん【フクラムクラム】さん!
いつも多くのお客さんで賑わっている人気のパン屋さん。
写真を撮影したのがお昼過ぎていたのでほぼ完売状態ですが・・・笑
スタッフの方もとても優しく、たくさんの種類のパンがあり、何度行っても飽きないオススメのパン屋さんです♪
●テレビでも紹介!自動販売機でクリームパンが買える【清水屋食品】さん!
クリームがたくさん入っていてとてもおいしいです♪
パンが自動販売機で買えるなんて驚きでした(笑)
◎岡山城主池田忠雄が造営した神社がある八幡(やはた)
八幡の地名は八幡神社に由来しています。現在の八幡東町に位置する備前八幡宮がその神社です。備前八幡宮は岡山藩主の池田忠雄が八幡の地域の繁栄を願って創建した神社だそうですかつて社有地が【6反8畝7歩外に竹林9反28歩】と、とても広大な神社でしたが、後の開発によって多少狭くなっているそうです。
普段何気なく行き来している地域でも、それぞれに歴史があります。
生粋の岡山人の私でも、岡山の歴史についてまだまだ知らないことばかり。これからもしっかり勉強していきたいものです!!
今後も色々な情報を発信していきたいと思います♪
この記事を書いた人
- 不動産はとても奥が深く、日々勉強中です。仕事内容も受付からはじまり色々な事に挑戦させていただいています。お客様と直接かかわる機会は少ないですが、「明るく笑顔で元気よく」をモットーに頑張ります。色々と不慣れな点も多くあると思いますが、宜しくお願いいたします。
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