売却の基本 公開: 2026.08.03 / 更新: 2026.08.31
机上査定と訪問査定、どちらを頼むべきか——精度の差が価格に出る理由
査定には概算を早く出す机上査定と、現地で建物を見る訪問査定があります。築30年の戸建てが多い岡山市中区では、建物の状態次第で査定額が数百万円変わることも。選び方と、複数社の査定額の正しい見方を解説します。
動画でも解説しています: 【岡山市中区の査定】机上査定と訪問査定の違い、どっちを頼むべき?
家の査定を依頼するとき、「机上査定」と「訪問査定」のどちらを選ぶか。この選び方ひとつで、売れる価格が変わることがあります。
机上査定と訪問査定は何が違うのか
机上査定は、住所・築年数・間取りといった情報だけで、過去の取引事例をもとに概算額を出す方法です。現地を見ずに机の上で計算するので「机上」と呼ばれます。早ければ数時間で結果が出ますが、建物の状態を見ていないため精度は高くありません。
訪問査定は、実際に現地へ伺い、建物の外観・内装・床下・屋根・日当たり・周辺環境まで見て査定します。現地調査に30分から1時間、査定書の作成を含めて結果まで数日かかります。
つまり、机上査定は「ざっくり知りたいとき」、訪問査定は「正確に知りたいとき」です。
本気で売るなら訪問査定が必要な理由
机上査定では、その家の良い部分が評価されません。
築30年でも、丁寧にメンテナンスされていて屋根も外壁も問題ない家と、雨漏りやシロアリの被害がある家では、当然価値が違います。ところが机上査定では、どちらも「築30年の戸建て」として同じように扱われてしまいます。
訪問査定で建物の状態をきちんと見れば、「構造がしっかりしていて、あと10年は十分住める」と評価できます。岡山市中区の原尾島や江並のように築30年以上の戸建てが多いエリアでは、建物の状態次第で査定額が数百万円変わることもあります。
一級建築士や既存住宅状況調査技術者が在籍している会社であれば、構造の健全性・シロアリの痕跡・雨漏りのリスクまで確認したうえで価値を判断できます。
なお、訪問査定を受けたからといって必ず売らなければならないわけではありません。まず今の価値を知って、売る・売らないを判断する材料にしてください。
複数社の査定額は「金額」ではなく「根拠」で比べる
よく「複数社に査定を依頼しましょう」と言われますが、一番高い会社を選ぶのは危険です。
査定額は「この価格で売り出してもいい」という目安であって、「この価格で売れる」という保証ではありません。契約を取りたいがために、相場より大きく高い査定を出す会社もあります。実際には売れないので、数か月後に値下げを迫られることになります。
見るべきは根拠です。査定書を見せてもらい、なぜこの金額なのかを説明してもらってください。取引事例比較法で、近隣の似た物件の成約事例が示されているか。岡山市中区であれば原尾島や国富の事例を出せるか。建物の評価ポイントを具体的に説明できるか。ここが曖昧な会社は避けたほうが無難です。
まとめ
- 机上査定は概算、訪問査定は正確。急ぎでなければ訪問査定を
- 建物の状態は査定額に直結する。築30年でも管理状態で数百万円変わる
- 複数社の査定は金額でなく根拠で比べる。成約事例と建物評価を説明できる会社を選ぶ
アーキ不動産の訪問査定は無料です。一級建築士が建物の状態を確認し、写真と評価ポイントを記載した査定書で根拠からご説明します。他社の査定書のセカンドオピニオンとしてのご相談も歓迎です。
執筆: アーキ不動産(株式会社アーキ・クリエイト)/ 岡山県知事免許(8)第3595号・岡山県宅地建物取引業協会会員。 記事の内容は公開時点の情報です。税制・法令の適用は個別の状況により異なるため、実行前に専門家へご確認ください。