アーキ不動産(岡山市中区)

住宅ローン 公開: 2026.10.15

不動産リースバックとは——メリット・デメリット

家を売却してもそのまま住み続けられるリースバック。まとまったお金が手に入り、買い戻しもできる仕組みですが、家賃の負担と買取金額の低さに注意が必要です。岡山市中区の事例から現実的な判断基準を解説します。

不動産リースバックとは?メリット・デメリットを解説

動画でも解説しています: 不動産リースバックとは?メリット・デメリットを解説

「家を売りたいけれど、住み続けたい」。そんな方のために、リースバックという仕組みがあります。最近、不動産会社がこのサービスを導入するケースが増えています。

ですが、リースバックには注意すべき点も多くあります。岡山市中区でも、このご相談を受けることがありますが、慎重に判断していただきたいと考えています。

今日は、リースバックの仕組みとメリット・デメリットをお伝えします。

リースバックとは何か

リースバックとは、家を売却して、その家を賃貸として借り直す仕組みです。

たとえば、あなたが自宅をリースバック会社に売却します。所有者はリースバック会社になり、あなたは借りる側になります。ただし、実際には変化はありません。あなたが住んでいた家にそのまま住み続けることができます。

表面上は同じですが、所有者と借主の違いが発生します。売却するのでまとまったお金を手にすることができ、リースバック会社から家を賃貸してもらって住むことになります。毎月、家賃(リース料)をリースバック会社に支払います。

リースバックのメリット

メリット1|まとまったお金が手に入る

何らかの事情でまとまったお金が必要になったとき、家を売却すれば現金を手にすることができます。それでも住み続けられるのが最大のメリットです。

メリット2|そのまま住み続けられる

家を売っても、家賃を払って住み続けることができます。引っ越しの手間がかかりません。

メリット3|買い戻しができる

リースバックの多くは、将来的に買い戻すこともできるという条件になっています。お金に余裕ができたら、再度購入して所有権を取り戻すことも可能です。

リースバックのデメリット

デメリット1|買取金額が低い

リースバックの基本的な考え方は、年間家賃の10倍で買い取るというものです。

つまり、支払う家賃に応じて買取金額が変わります。

たとえば、通常であれば3,000万円で売れる家があったとします。

  • 家賃10万円の場合、年間120万円。10倍で1,200万円の買取
  • 家賃15万円の場合、年間180万円。10倍で1,800万円の買取
  • 家賃25万円の場合、年間300万円。10倍で3,000万円の買取

つまり、高い家賃を払えば高く買い取ってもらえる仕組みです。逆に言えば、低い家賃では安くしか買い取ってもらえません。

デメリット2|家賃の負担が重い

リースバックを利用する方は、金銭的に困っている場合が多いです。そうした状況で、高い家賃を払い続けることができるでしょうか。

無理をして払い続けても、やがて家賃が払えなくなり、退去しなければならなくなります。結果的に、思い切って高く売却しておけばよかったという場合も少なくありません。

問題の先送りをして、経済的に大きなダメージを受けることにもなりかねません。

デメリット3|短期間でなければメリットが少ない

リースバックがメリットになるのは、1年後に金銭の課題が解決できる見通しがある場合など、短期的に利用するケースです。

たとえば、相続で家が手に入るまでの1年間だけリースバックを利用し、その後に買い戻す——こういう計画があれば、メリットがあります。

ですが、長期間にわたって家賃を払い続けるのであれば、売却して賃貸物件に引っ越したほうが経済的に楽な場合が多いのです。

リースバックを勧められたら確認すべきこと

もしリースバックを勧められたら、次のことを確認してください。

  • 買取金額はいくらか——通常の売却価格と比べてどのくらい低いか
  • 家賃はいくらか——毎月払い続けられる金額か
  • 買い戻し条件は何か——いつまでに、いくらで買い戻せるのか
  • 何年住み続けられるのか——契約期間はどうなっているか

「家に住み続けたい」「世間の目が気になる」といった感情的な気持ちに一時的になることがあります。そうした気持ちにつけこんで、リースバック会社の餌食になることがあるのです。

信頼できる専門家に相談する

リースバックには、巧みな言葉の裏に罠が潜んでいる可能性が高いと私は考えています。

できれば、あなたのためにどうやったら幸せになるかを考えてくれる不動産のプロに相談してください。

岡山市中区の原尾島、国富、浜あたりであれば、築年数や立地にもよりますが、通常の売却で市場価格に近い金額で売れる可能性があります。その資金で賃貸物件に引っ越したほうが、経済的に楽な場合が多いのです。

まとめ

  • リースバックは家を売って借り直す仕組み——まとまったお金が手に入り、住み続けられる
  • 買取金額は年間家賃の10倍——通常の売却価格より低くなる
  • 家賃の負担が重く、払えなくなるリスクがある——問題の先送りになる
  • 短期間の利用でなければメリットが少ない——長期なら通常売却のほうが得

アーキ不動産では、リースバックを検討している方のご相談も多く受けています。一級建築士が建物の状態まで診断して正確な査定をお出しし、リースバック・通常売却・賃貸のどれが現実的かを整理します。秘密は厳守しますので、まずはお気軽にご相談ください。

執筆: アーキ不動産(株式会社アーキ・クリエイト)/ 岡山県知事免許(9)第3595号・岡山県宅地建物取引業協会会員。 記事の内容は公開時点の情報です。税制・法令の適用は個別の状況により異なるため、実行前に専門家へご確認ください。

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